【体験談】20代からのネットワークエンジニア転職:期間の目安と成功するためのプロセス

転職
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本記事ではこんなお悩みをお持ちの方へ書いています。

  • 未経験からネットワークエンジニアに転職したいけど具体的な方法や期間がわからない
  • 転職活動中、資格は取得した方がいい?
  • 転職が初めてだから、何に注意すればいいかわからない

ネットワークエンジニア未経験から転職した筆者が「体験談」をベースでお話ししていきます!

一個人の体験談になりますので、その点はご了承の上、以下の内容を読んで頂けますと幸いです。

ネットワークエンジニアとは?仕事内容と必要なスキル

この疑問に対する回答から行っていきましょう。

  • ネットワークエンジニアって具体的にどんな仕事をするのだろう。。。

ネットワークエンジニアは基本的にこんな感じの仕事を行っていくお仕事です。

  • ネットワークの設計・構築
  • ネットワーク機器の設置
  • ネットワーク機器の運用・保守

ネットワーク機器とは、一言で説明するのが難しいのですが、

社内からインターネットへアクセスしたり、社内のファイルサーバーのデータをアクセスする際には、データのやり取りを中継してくれる機器が必要になります。

その機会のセットアップや機器の選定などをお客さまとのやり取りの中で調整してき、最終的に設定済みの機器を現地に設置してPCネットワークを構築していきます。

ネットワークエンジニアに求められるスキルはざっくり以下の通りです。

  • ネットワーク(TCP/IP)
  • ネットワーク機器(Cisco,Fortigate,Yamahaなど)の設定知識
  • コミュニケーションスキル

ITの分野でもややニッチな分野かと思いますが、求められるスキルは経験を積んでいくほど深くなり、お客様や社内のメンバーとのやり取りも頻繁に行うため、コミュニケーションスキルも必要になります。

プログラミングなどの開発を行うエンジニアとはまた属性が異なり、メーカーが開発した製品を扱いますので、この点がプログラミングの分野と大きく異なる点かと思います。

転職前の筆者のスペック

私の転職前のスペックは以下の通りです。

  • 20代
  • 情報システム系の部署で約3年勤務(インフラ系のチームに所属)
  • 新卒時代は未経験からIT業界へ入る

特筆することはありませんが、情報システム部に配属され、主に「ベンダーコントロール」や「社内折衝」などを行い、プロジェクトを管理するようなお仕事をしていました。

このころはスイッチやルーターをゴリゴリ触るような環境ではなく、スイッチのセットアップも入社して2か月くらいに数回触った程度だと記憶しています。

そのため、私が社会人3年目の時に持ち合わせていたスキルはほぼソフトスキルのみとなります。

ちなみに先にお伝えしておきますが、

情報システム部などのIT系で働いていてもネットワークエンジニアへ転職する際は「未経験」として見られて転職していました。

続きまして、保持していた資格の話に移りたいと思います。

もともとITに全く関係のない学部でしたので、「せめてITの触りの知識だけでも入れておこう」と思い、資格を取得しました。

  • ITパスポート

明確な学習期間は覚えていませんが、ITパスポートの問題を用いた講義がありましたので、そちらの講義を通じて学習を行った形になります。

転職活動中の具体的なプロセス

ではここからは転職活動中に私が行ったプロセスについて解説していきたいと思います。

主に5つのポイントに絞ってみました。(意外と多い)

転職活動中のポイント
  • 転職までの期間
  • 転職活動前の注意点
  • 転職中の資格取得
  • 転職中に気を付けるポイント
  • 転職中に気を付けるポイント

転職までの期間

私が転職までに要した期間は以下の通りです。

  • 392日(1年と27日)

※あくまでも目安になります。

人によっては「長い or 短い」など感じ方は様々だと思いますが、

転職エージェントで有名なdoda様のサイトから引用した情報によると転職活動の期間は以下が目安とされています。

転職活動は活動開始から内定を得るまでの期間は人によって異なりますが、平均で2~3カ月と考えるといいでしょう。

https://doda.jp/guide/junbi/schedule/

そのため、上記の目安から考えると私の転職活動は「長い方」だと考えています。

転職活動前の注意点

転職活動を行うにあたり、個人的に注意した方がよいと思うポイントがあります。

それは、「本当に転職する必要があるのか」です。

私も転職を考え始めた当初は、「苦手な人がいる」、「上司との関係性が少ししんどい」などマイナスな面から転職を意識し始めました。

しかし、最終的に決断した時には、「「スキルアップしたい」という気持ちが一番の理由になっていました。

もちろん本当にしんどい状況で転職を選択することで、職場環境を変えるのは自分を守る手段にもなります。
そのため、「マイナスな面をリセットする」という意味合いで転職を考えることは悪いとは思いません。

ただ、職場環境は「」の要素も大きく絡みますので、転職したからと言って改善される保証がないことは十分考慮する必要があると思います。

私が転職活動を本格的にあたり、教えて頂いた良いやり方がありますのでご紹介します。

  • 現職でよいと思っている点、転職したい理由(現職に不満を持っている点)を紙に書きだす

紙に書きだす」という行為を侮ってはいけません。

私もこれを実践する前は「紙に書きだしたところで何が変わるんだよ」と思っていました。

ただ、実際にやってみると思考がクリアになると思います。(スピリチュアルではありません笑)

頭の中だけで考えていると、転職したい理由がぐちゃぐちゃと頭に湧き出てくるので「一時的な感情や考え」で決断していまうリスクがあると考えています。

そのぐちゃぐちゃとした思考を紙にかきだすことによって、頭の中で考えが整理されます。

もし同じように考えがまとまらない方がいらっしゃれば、一度騙されたと思って試してみてください。
(※もし微妙だったら、すみません。。)

転職中の資格取得

これも転職活動中には考える人もいるのではないのでしょうか?

  • 資格は取得するべき?

少しでも待遇がよい転職先にいきたいですよね

私個人の結論で言えば、「あれば多少有利だが、必ず取る必要はない」になります。

※資格がないと働けない転職の場合は除きます。

理由を説明していきます。

以下は実際に私が転職活動をしてみて、感じた理由になります。

  • 転職の場合、実務経験スキルが重視される
  • 20代の場合、ポテンシャル採用で内定を頂ける場合が多い

私が情報システム部からネットワークベンダーへ転職する際によく聞かれた点は以下の通りです。

  • ネットワークの構築経験はどのくらいあるか
  • どのようなスキルがあるか(L2、L3、ルーター、FW関連の知識)
  • ドキュメント作成(作業手順書やパラメーターシートなど)は作成できるか

とくに経験年数とスキルは必ずと言ってよいほど聞かれた印象があります。

その時の私の回答は「( ^ω^)・・・」な感じです。

転職経験を通じて、同じIT業界でも分野が異なるだけで「未経験扱い」になる。
この点は同じような境遇の方がいらっしゃれば意識した方がよいかもしれません。

このような経験から私は、自身が情報システム部で経験した知識やスキルに加えて、資格を取得することで

学習意欲がある」点を強調することでポテンシャル採用で内定を頂く方向で転職活動をシフトしました。

実際に転職活動中に取得した資格は以下の通りです。全然ネットワークと関係ないですが(汗)

  • AWS Certified Cloud Practitioner
  • AWS Solutions Architect – Associate

それぞれ完全な未経験から学習をスタートし合格しました。

AWS Certified Cloud Practitionerの合格体験記については以下記事でまとめています。

▼AWS Solutions Architect – Associateの合格体験記については、こちらの記事でまとめています。

ちなみに転職活動中ではないですが、転職後にはCCNAも取得しました。

体験談や全体の勉強スケジュールなどおおまかに知りたい方はこちらをご参照ください。

詳しい勉強方法や実際に合格した時に使用した教材など知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

転職中に気を付けるポイント

私が実際に転職活動を行う中で気を付けるべきだと感じたポイントはこんな感じです。

  • モチベーションの維持
  • 転職活動中の軸をブラさない
  • 必要以上に恐れない

上記の中で特に「モチベーションの維持」は一番難しいと個人的に覆います。

特に転職は、前述したように平均で2か月~3か月と時間を要します。
当然、希望の会社から内定を頂けないケースもあるでしょう。

それらに加えて、現職で働きながらの場合、仕事後の疲れている中で面接などをする必要があり、想像以上に体力や気力を奪われます。

私の場合は幸い、仕事は少ししんどかったですが、
人間関係にはそこまで悩んでいなかったので腰を据えて転職活動に勤しむことができました。

正直、これっといったアドバイスは難しいのですが、一般的にも経験的にもこれに尽きるかと思います。

  • しんどい時は転職活動を少し休憩する

ただ、そのままフェードアウトするリスクもあるのでそのあたりは注意してくださいね。

転職エージェントの利用とその利点

最近はマイナビ様など会員登録を済ませて企業に応募できる転職サービスもありますが、
私の意見は「転職エージェント」を活用するべきだと考えています。

実際、私も転職エージェントを活用し転職しました。

活用するメリットは以下の通りです。

  • 希望する業界や職種について転職のプロに相談が無料でできる
  • 企業のピックアップをエージェントがしてくれるため、企業選びを効率的に行える
    (※これはエージェントの意向などもあるため、注意して選ぶ必要があると考えています。)
  • エージェントによっては、面接練習や経歴書のチェックをしてもらえるサービスもある

とにかくプロに相談できる点が一番のメリットだと思います。

私はもともと希望する分野や職種がある程度まとまっていたため、初回の面談からある程度深い話ができましたが、全く希望する分野がなくても相談は可能です。

そのため、転職の初期段階では「情報取集」を目的に活用するのも一つの手かなと思っています。

企業選びも社会人で転職する場合は、学生と比べるとかなりの時間制限があります。

また、仕事から帰ってきた後に企業選びをするのはしんどいです。(笑)

そのため、もしいきたい企業が明確にない場合はエージェントに相談して候補を出してもらうのもありです。
※実際、私はこのパターンで転職をしました。

もちろんエージェントの方もビジネスで行っているため、候補に出してもらった企業が自分の希望するような内容ではない可能性もあります。

その際は、エージェントに相談して別な候補を出してもらうように調整する必要があるかと思います。

私が実際に行ったことでおすすめな方法があります。よく言われていることかもしれませんが、こちらです。

  • 複数のエージェントを利用する

エージェントも「」であるので当然「相性」があります。

また、エージェントが紹介した企業候補が本当に妥当なのか迷うときもあるかと思います。

その際は、複数のエージェントを活用することでそれぞれ比較することができます。

また、1つのサービスを使っていてエージェントが微妙な場合、他のエージェントへ変えて頂くこともできるサービスもあります。

ここら辺はうまく活用していくのが賢い転職活動だと個人的に思います。

転職先が決まってからのプロセス

ここからは「転職先が決まった後」の話について体験ベースでお話していきたいと思います。

現職へ退職意向を伝える

とにかく上司に退職意向を伝えない限りは話が始まりません。

ここは勇気をもって伝えるしかないです。

私の場合、少し伝えるタイミングを誤りましたが、直属の上司に退職を伝えました。

退職の「3か月前」に伝えました。

もし人間関係が悪くない場合、誠意を持った対応が一番です。(当たり前ですが)

実際に社会人で転職を経験しましたが、前職の方と懇意にする機会も結構あります

社会人は自分から積極的にアクションを起こさない場合、会社の方と仲良くなる場合もあるため、退職時にマイナスな印象を与えるのは色々な意味でもったいないです。

可能な限り会社や部署に迷惑がかからないように引き継ぎ期間に
余裕を持たせた日数で退職意向を伝えるのがよいかと思います。

余談:転職後の生活環境の変化とその影響

ここからは転職した後の話をそれぞれ記事にまとめてあります。

もし気になる方は読んで頂けると嬉しいです!

▼私が転職して間もない時に書いた記事になります。
 前職と現職で仕事内容や働き方に大きな変化があったので赤裸々に書いています。

▼こちらは転職してから半年たったくらいに書いた記事になります。
 実際に転職してからある程度期間が経ってから思う感想などを書いています。

▼実際にネットワークエンジニアになってみて使う or 使っているツールを紹介している記事です。
 もし同じようにネットワーク関係を目指されている方がいましたら、参考にしてみてください。

さいごに

ここまで転職活動を成功させるために私の「体験ベース」でお話させてもらいました。

もちろん一個人の体験談になりますので、参考になった部分、ならなかった部分などあるかと思います。
(※全然参考にならなかった場合は悲しいですが…)

ここまで色々書きましたが、最終的に転職を成功させるのは「あなた自身の決断と行動のみ」になります。

もしこの記事で少しでも前むきな気持ちになってくれたらうれしいです。

ではまた!

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