ネットワーク関連で検証記事が続いてましたので、今回は久しぶりにゆったり私の転職してから半年たった現在の働き方や感想などを語っていこうとおもいます。
はじめに
私は、新卒でIT未経験の状態から事業会社の情報システム部に入り、約3年目近くまで働いてきました。
そこから、「ITのスキルアップしたい」と思い、転職活動をはじめました。
転職活動中は、本来の軸からブレたり、やっぱり残ろうかな。。。など紆余曲折がありながらも転職しました。
転職直後については、以下記事で詳しく書いてますので、よければこちらもご参照頂けたら嬉しいです。
そこから早くも半年が経過しましたので、
改めて以前の働き方や職種の違いについて私個人が感じた感想をつらつら述べていきたいと思います!
前提条件になりますが、私はITインフラのベンダーで働いております!
結局ベンダーはきつい??
よくITベンダーはきついとか、情シスは楽に働けるとか、職種によって様々な情報を目にすることは多いと思います。
ただ、どちらも経験できた私個人の見解になりますが、結論
ベンダーも情報システム部も大して変わりません。
それぞれの職種で良し悪しがあると思いますし、会社に入る目的で大変さは変わってくるような気がしてます。
そう感じた理由をこれから説明していきますね。
ワークライフバランスの違いについて
まず、私が情報システム部で働ていた時の生活は以下の通りになります。
- 朝9時くらいに出社
- 夜19時~20時くらいに帰宅(遅い時は21時を超えることもあった)
- 土日祝に仕事が入ることはほとんどない
大まかに考えると以上のような感じになります。
私の当初所属していた部署は残業が比較的多い部署で、私も漏れずに残業してました(笑)
定時がざっくり17:30~18:00くらいなので、平均1時間~1時間30残業するイメージになります。
個人的な感想になりますが、1時間30くらいして、帰宅が20時になると「帰ってごはんを食べるだけ」のような状態になり、体力面、精神面ともに少ししんどいような気がします。(笑)
1人1人の仕事量が多かったと思いますが、部署全体の雰囲気が残業するのが当たり前のようなところもありました。
ただ、土日祝は基本休みですし、夜間作業のような生活リズムが崩れるような働き方は1度もありませんでした。(大きなプロジェクトで1回夜間作業が発生しそうなことはありましたが。。。笑)
私の所属していたITインフラのチームが土日勤務がたまにあったレベルですので、それ以外の開発やその他サポートデスクで勤務していたメンバーは土日勤務はなかった印象があります。
一方、ITベンダーで働いてからの生活は以下の通りです。
書いてみるとベンダーでの生活がぱっとみよさそうに見えますね。(笑)
個人的に「ほぼ定時に上がれる」ことになったのが、転職してよかったなと思える点の1つになります。
ただ、残業については会社の文化や部署の雰囲気で異なる部分が大きい為、ここの部分は入社してみないとわからない「運」の要素が強い点だと思っています。
あとは、土日出勤と夜勤勤務ですね。
私個人の頻度では、1か月半~2か月に1回程度のイメージです。そこまで多い印象はありません。夜勤勤務ですが、まだ若い部分もありますが作業中はそこまで酷く疲労感を感じる印象はありません。
夜勤後に倒れるように爆睡することが経験で分かったので、自分が思う以上に夜勤勤務のダメージは多いのかもしれません。
仕事内容の違いについて
今度は、情シスとベンダーの仕事内容の違いについて語っていこうと思います。
情シスの仕事内容は、配属される「課」によって異なる部分は大きくあると思いますが、おおまかにいえば
自社の情報資産(機器やシステム、データなど)を運用・管理していくお仕事です。
会社によって情シスの仕事内容は多少変わってくると思いますが、私が所属していた情シスの仕事内容はもう少し上げると以下の感じになります。
※ほかの情シスにも当てはまる内容だと思います。
これでもまだ書きたりないくらいで細かく書けばもっとあると思います。
とにかく「ITに関する何でも屋」のような立ち位置で、私はITインフラのチームでしたが、社員の問い合わせなどサポートデスク的な仕事もちょくちょくしていました。
1つのことに特化するのではなく、ITインフラ全般に広く携わるようなイメージになります。
実際に働いてみて思ったのが、「コミュニケーション」がとにかく多い印象です。
私の担当していた業務が主にベンダーコントロールの仕事でしたので、当たり前ですが、社外・社内問わず、本当に多くの方と会話やチャットをしていました。
タスクは上司から振られますが、そのあとの進め方は自由に決められるので「裁量」も大きく好きなように進められる点は良かったなと今でも思っています。
一方、ユーザーとの距離が近い職種の為、時には「しんどいな」と感じるような対応や発言をされたり、理不尽な対応をされたこともあります。
ただ、総じて基本的には私が所属していた会社ではいい人が多く基本的にはストレスフリーで仕事を進めることができました。
コミュニケーションの観点以外からお話すると、「幅広い経験が積める」点だと思います。
(※この点は会社の組織体制や文化によって異なると思うので一概には言えませんが。。)
私は、ネットワークやサーバーなどITインフラ周りに限らずモニターや電話の手配など様々な経験をさせて頂きました。
入社当時、やることが多すぎたのと上司に怒られっぱなしでメンタルが崩壊しかけたことを思い出しました。(笑)
ITベンダーへ転職した今思い返しても情シスで経験した業務内容は幅広かったなと感じています。
ITベンダー(ネットワーク)のお仕事は、ざっくり言うと
お客様のネットワークの構築や更改、保守を行うお仕事になります。
もう少し細かくお話するとこんな感じです。
情シスと比べると「狭く深く」の印象です。
内容は上記に記載した内容がほぼほぼすべてだと思っています。
もちろん会社によっては要件定義から行うところやプリセールスも行う組織もあるかと思いますが、私が所属している会社では上記の内容を行います。
情シスで働いていた時と比べると「圧倒的に」スイッチやルーターに触れる時間が長くなりました。
むしろ機器に触るのがお仕事になる印象です。
コミュニケーションは会社のメンバーとは多少行いますが、情シス時代と比べるとかなり減りました。
(3分の1くらいに減ったイメージ?)
仕事の進め方についても、「裁量」はあまりなく、基本的には先輩社員に依頼された内容をこなしていく感じです。
もちろん進め方については若干の自由がありますが、情シスの時みたいに自分が思うように進めることはできません。
ベンダーは基本的にお客様の要望に合ったシステムを構築するお仕事ですので、裁量を求めることに関して言えば少し難しい職種かもしれません。
私自身も、もっと機器の設定作業を行っていきたいと思っていますが、
会社の文化もあってか先輩社員がガツガツ進めてしまい、自身が携われるところが僅かな部分もありもどかしい気持ちを抱えている部分はあります。(笑)
スキルアップについて
この点に関して言えば、
「IT全般の幅広く」携わりたいのであれば、情シス
「ITの特定の部分に特化」したいのであれば、ベンダー
になるのかなという印象です。
ベンダーは情シスと比べると業務内容がより専門的になりますので、ネットワークであれば、ネットワークの分野においていろいろな機器やお客様の環境での作業を通じて成長していくイメージになります。
私の場合は、ネットワークやITのインフラに関するスキルアップを求めたので、ベンダーへ転職して間違いではなかったなと思っています。
ただ、さきほども書いたようにまだ自分が思うように経験を積めていないので、今後はもっとスキルアップをしていきたいなと思います。
転職のしやすさについて
ここは完全に個人的な意見になりますが、
転職のしやすさについては、「ベンダー」での勤務経験が優勢だと思います。
理由は1択です。
情シスからほかへ転職活動を行っていた時の印象ですが、
自分にアピールできる部分がソフトスキル中心になってしまう点がありました。
もっと経験を通じてシステムの部分に携われていたら変わっていたかもしれませんが、ITに関して自分の強みを見いだせなかった点が転職の難しさの要因になったと感じています。
半年、ベンダーで経験して十分ではありませんが、L2、L3スイッチ周りの構築経験や知識がついてきました。
この状態で仮に転職活用を行っても、情シス1本で働いていた時より自分をもっとうまくアピールできる自信があります。
幅広く経験できることはもちろん自身の見識を深めることに直結しますし、いい点だと思います。
ただ、「転職」という観点で考えた際に自信をアピールできるのは「狭く深く」経験した内容だと感じています。
まとめ
今回は、私が情シスからITベンダーへ転職して半年すぎたうえでの経験談を語ってみました。
もし今後もこの内容の記事に関する需要がありそうでしたら、また書いてみたいと思います。
コメント