【体験談】社内SEからSIerへ転職して感じた環境と働き方の変化

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最近、解説系の記事ややや硬めの内容が続いていましたので、今回は少し気軽に、最近の状況について書いていこうと思います。

はじめに

私は、社内SEからSIerへ転職しました。
これまで触る機会がほとんどなかったスイッチに毎日触れる日々を送っております(笑)。

働き始めてから、前職である社内SE時代との違いを強く感じる場面がありました。

職種や会社の雰囲気の違いによって、自分自身の働き方にも変化を実感することができたので、今回はそのあたりについて率直な気持ちを交えながらお話していきたいと思います。

もし、同じような境遇にいる方や、これから転職を考えている若い方がいらっしゃいましたら、このブログが少しでも参考になればうれしいです。

転職活動に迷った時期

社内SEとして働いていた当時は、多くの実務経験を積むことができました。
若手のうちから大きなプロジェクトに関わる機会をいただき、様々な課題に向き合う経験を積むことができたのは、今振り返れば貴重だったと感じています。

一方で、情報システム部の人数は限られており、ユーザー対応や業務の幅が広かったこともあって、日々忙しく過ごしていました。

インフラ担当としての挑戦

私はインフラ系の業務を担当していましたが、サーバーやネットワークの設計・構築といったシステム部分については、主に上司が中心となって対応しており、私はそのサポートや運用面、またプロジェクトの進行管理を担うことが多くありました。

電話回線の手配などの電話関連業務や、他部署との調整業務など、幅広い役割を経験する中で、もともとあった「技術的な分野に挑戦したい」という思いを再認識するようになりました。
社内でチャンスを待つか、転職してスキルを積むか、迷いながら過ごしていた時期が約1年ほどあったのは記憶に残っています。

職場の人間関係について

部内の人間関係については、個性の強さを感じる方もいて、コミュニケーションが難しいと感じる場面もありました。1~2回大きなやらかしをしてしまったことも多々ありました(笑)。

ただ基本的には大きな問題はなく、日常的に気を使うことが多かったというのが正直なところです。

自分を見つめ直すというよりも、学生時代と社会人でのコミュニケーションの違いを実感し、学びに繋がった経験だったと感じています。

一方で、他部署の方々とは良好な関係を築くことができました。
部門を越えたコミュニケーションの中で多くのことを学び、時には他部署の部長に飲みに誘っていただくこともあり、そういった交流が仕事の支えになっていた部分もあります。
うまくいかないときもありましたが、基本的には良い関係を築けていたと思います。

転職について

転職については、以前から考えていましたが、私がメインで担当していた大きなプロジェクトが進行中だったため、途中で中途半端に辞めることは避けたいと思っていました。
最後まで責任を持ってやり遂げたうえで、次のキャリアを考えたいという気持ちが強かったです。

若手が待遇面アップを求める転職は厳しい?

転職活動を通して感じたのは、情報システム部での経験は、IT業界の技術職としてはあまり高く評価されにくいということです。

もちろん長年IT業界に携わりITスキルが熟達している方は例外だと思いますが、スイッチやネットワークの構築はベンダーに依頼することも多く、手を動かしてシステムを構築する経験は若手の内は難しいと考えております。


特に若手の段階で待遇アップを求める転職は、なかなか厳しい現実があると実感しました。

転職に向けた準備とアピール

プロジェクトが無事に終わる頃、ちょうど次の転職先が決まりました。
区切りも良く、新しい環境に挑戦することを決めました。

転職活動の中で、私は次の3点をアピールしました。

  • 情報システム部で培ったIT知識と理解の土台
    ITに関する業務に触れてきた経験があるため、これから新しい技術を学ぶ際にも未経験者より成長スピードが早いとアピールしました。
  • ソフトスキルとしての調整・コミュニケーション能力
    他部署との調整業務を多く経験してきたことにより、チーム内外で連携できる力を持っている点を強調しました。
  • 資格取得への積極的な取り組み
    転職活動の当初は、サーバー関連業務に就きたい思いから、AWSの資格を取得しました。結果的にはこれらの資格は活きませんでしたが。。。

これらの資格取得に向けた勉強方法や体験談については、別記事で詳しくまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

  • 【未経験から合格】AWSクラウドプラクティショナー取得までのリアルな勉強法
  • 【実体験】AWSソリューションアーキテクト合格までにやったこと・感じたこと

結局、やってみないと分からなかった

今回の転職を通して感じたのは、やはり行動してみないと本当のところはわからない、ということです。

SIerはやめた方がいい」「大変だから考え直した方がいい」といった声もありましたが、最終的には自分自身で動いて、実際に経験してみたからこそ、今の環境に出会うことができました。

転職を考えている間、何人もの方に相談し、さまざまな意見をいただきました。
中には、現実的なアドバイスをくれる方もいれば、背中を押してくれる温かい助言をしてくださる方もいました。
特に行動する勇気をくれた方々には、今でも本当に感謝しています。

結果論にはなりますが、転職してみてよかったと思っています。
どんな選択でも、最後は自分で動いて確かめるしかないと実感しました。

現在の働き方について

SIerに転職してからは、環境が変わり、技術的な成長に繋がる日々を送っています。
とはいえ、現時点ではまだスキル的に足りない部分も多く、他の若手と一緒に作業を進めることが中心です。
裁量は大きくありませんが、まずは与えられた仕事を着実にこなしながら、できることを少しずつ増やしていく毎日です。

まとめ

社内SE時代は、責任のある仕事を通して多くの経験を積むことができました。
その一方で、自分の中で次のステップを考えるきっかけにもなりました。

SIerに転職してからは、また違った環境で新しい挑戦が始まっています。
今後もスキルを磨きながら、より裁量のある仕事にチャレンジしていきたいと考えています。

もし今の職場に迷いがある方がいれば、自分の価値観や目標を大切に、自分で納得できる選択をしていただきたいと思います。

私自身、20代で転職を経験しましたが、迷いながらも一歩踏み出したことで、今の環境に出会うことができました。
この記事が、これから転職を考えている20代の方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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