今回は、Active directoryにおけるドメイン参加の手順をまとめていきたいと思います。
ドメイン参加前の準備(ホスト名の変更)
そのため、もしお時間ない方やドメイン参加手順のみを知りたい方はこの章をスキップしてください。
Active directory上では、クライアントPCのホスト名を運用・管理が楽になるように変更することがよくあります。
ホスト名を変更する順序は企業それぞれだと思いますが、今回はドメイン参加前に行っていきます。
では早速行っていきましょう
デスクトップ画面下の[windows]キーを右クリックします。
メニューが表示されますので、[システム]をクリックします。

バージョン情報の画面が立ち上がりますので、[このPCの名前を変更]をクリックします。

PC名は企業によって命名規則があると思いますので、合うように設定してください。(以下は例です。)

[今すぐ再起動する]をクリックします。

再起動が完了したら、最初の手順同様にWindowsキー右クリック > システムにてバージョン情報を開きます。
以下の通り、設定したホスト名が反映されていれば、作業完了になります。

ドメイン参加手順
ドメイン参加させるPCを操作します。
DNSサーバーの参照先をドメインコントローラーへ指定する必要があります。
変更方法がわからない方は以下記事を参考にDNSサーバーのアドレスを変更してください。
Windowsキー + Rキーを押してファイル名を指定して実行を開きます。

名前欄に「sysdm.cpl」と入力し、Enterキーを押します。

システムのプロパティから[変更]をクリックします。

所属するグループはデフォルト状態では、「ワークグループ」になっています。
その為、「ドメイン」のラジオボタンを選択し、ドメイン参加させるドメイン名を入力します。

本ブログの場合は、検証用に「test.jp」と入力します。

ドメインユーザーのIDとパスワードの入力が求められますので、入力します。

問題なく入力が完了すると以下のような画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

こちらも「OK」をクリックします。

「閉じる」をクリックします。

「今すぐ再起動する」をクリックします。

再起動が完了するまで、待ちましょう!
ログイン画面にて、「他のユーザー」をクリックします。
ドメインユーザーのIDとパスワードを入力します。

実際の入力画面は以下の感じになります。

ユーザープロファイルってなに??と疑問を持ったそこのあなた
ログインを待っている間に以下記事を読んでいただけると嬉しいです!
ドメイン参加後の確認方法
コマンドプロンプトを立ち上げてください。
以下コマンドを入力します。
whoami
実行結果は以下の通りです。
Microsoft Windows [Version 10.0.26100.6584]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\test_user_01>whoami
test\test_user_01
C:\Users\test_user_01>
whoamiコマンドの見方は以下に載せておきます。
ほかにも確認する方法はあります。
システム > バージョン情報からもドメイン名を確認できます。
「ホスト名.ドメイン名」

ドメイン参加できない場合
以下エラーが表示されたときの対処法になります。

同じネットワークに属しているか
クライアントPCからドメインコントローラーへpingコマンドにて、疎通確認を行います。
環境にもよるかと思いますが、疎通が取れない状態でドメイン参加は行えないため、ネットワークの設定を確認してください。

実際にpingコマンドにて疎通確認が取れた画面は以下の通りです!

DNSサーバーのアドレスを再確認する
DNSサーバーのアドレスが入力されてない or 間違っているとドメイン参加できません。
もう一度DNSサーバーのアドレスを確認してください。

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