これまでPacket Tracerでブログ記事や勉強を行っていましたが、
実機との差に物足りなさを感じた結果、Cisco Modeling Labsを構築していきたいと思います!
筆者自身も初めて環境を準備したので、難しかった点やトラブル対応した実例も合わせてご紹介していきます。
同じように環境準備でつまづいている方がいらっしゃれば、
この記事を読んで頂き参考になれば、幸いです。
※Cisco Modeling Labsは名称が長い為、後述ではCMLと表現します。
はじめに
注意点
今回の作業は、本文は個人の検証結果であり、各社の見解を代表するものではありませんのでご注意ください。
また、作業過程の中でWindowsのセキュリティ周りの設定を変更する箇所もあります。
作業は自己責任でお願いします。
一番注意いただきたいのが、会社や学校PCでCMLをインストールするときは、所属する組織ポリシーに従ってください。個人判断の設定変更はセキュリティリスクを高める要因になります。
前置きが長くなりましたが、さっそくやっていきましょう!
CML環境準備のレベル
実際に構築してみて、CMLの準備には最低2つの知識やある程度Windows PCに触り慣れている方が対象のように感じました。
- ハイパーバイザー(VMWareやVirtual Boxなど)の構築知識 or 経験
- Windowsの基本的な知識(ネットワーク周り)
可能な限りPCに詳しくない方にも分かるように説明してみますが、上記のレベル感は必要になってくると思います。
筆者はこれまでVirtual Boxをメインに使っておりましたが、調べる限りCMLはVMWareで構築するやり方が公式なのとVmware workstation proの無償化に関する記事を見かけた為、今回初めてVMWareに挑戦してみました(笑)
CMLを動かすVMの最小要件
詳細はCiscoの公式HPをご参照頂ければと思いますが、抜粋すると以下の通りとなります。
- メモリ:8GB
- CPU:4 個以上の(物理)コア、Intel プロセッサ
プロセッサは VTx と EPT をサポートしている必要があります。 - ネットワーク:1 インターフェース
- ハードディスク:32 GB以上
上記はVMの最小要件になりますので、実際にCMLでノードを動かして検証する際は、ホストPC側のスペックが上記よりも求められる点にご注意ください。
公式HPのリンクは以下に添付しておきます。

検証したPCのスペック環境
ソフトウェア
- Windows 11 home
- VMware Workstation Pro 17
ハードウェア
- メモリ:32GB
- CPU:Intel(R) Core(TM) i9-14900KF (3.20 GHz)
スペックはかなり良い方かと思います。
全体の大まかな流れ
大まかな流れは以下の通りになります。
最初の手順①と②はCiscoアカウントの作成有無によって変わるかと思いますが、
もし、Ciscoアカウントをお持ちの方は2を飛ばしていただいて問題ないです。
- 手順①Cisco.com アカウントの作成
CML-Freeへの登録、及びファイルをダウンロードする際に必要になります。
- 手順②CML-Freeの登録
- 手順③必要なファイルのダウンロード
- 手順④Broadcomのアカウント作成
- 手順⑤VMWareのインストールファイルのダウンロード
- 手順⑥CMLの構築
上記見て頂いて分かると思いますが、とにかくアカウントの作成とファイルのダウンロード / インストール作業ばかりになります(笑)
また、CiscoやBroadcomは海外のサイトになる為、日本語に翻訳する機能などを活用していきましょう!
筆者が苦戦した点
筆者が作業をする中で苦戦した点は大まかに以下の3点になります。
- アカウントの登録関係
- VMwareの設定
- 仮想マシンの設定周り
アカウントの作成に関しては後述しますが、
ファイルのダウンロードの際に住所など必要な情報を入力しないとダウンロードできないなどの条件がありますので注意してください。
Cisco.com アカウントの作成
Cisco.com アカウントの作成リンクは以下に貼り付けておきます。
アカウントの作成手順ですが、以下リンクをご参照に作成お願いします。
パスワード要件は以下の通り決められていますので、そちらの条件を満たすように設定してください。

別アカウントでこちらも解説しようとしましたが、gmailのプライマリーアカウントで作成しているため、別アカウントの登録が行えませんでした。。。すみません。
アカウント登録後、住所も登録しておくと、後のステップで手順が少し楽になります。
CML-Freeの登録手順
CMLに関するCisco公式HPのリンクは以下に添付しておきます。
CML-freeに関する詳細情報は以下にまとめられています。

詳細は上記リンクにてご確認頂きたいですが、筆者としては以下がポイントだと考えております。
課金すると配置できるノードが20まで増やすことができるようです。ただし、料金が高いので個人的な学習の範囲ではFreeを活用するのが経済的だと思います。
CML-freeでは、5ノードまでは無料で使うことができます。
※L2スイッチやルーターなどを1ノードとカウントします。
次に以下サイトにアクセスして、CML-freeのアカウント登録を済ませる必要があります。
先ほどのCisco.comアカウントのみではいけないらしいです。。。汗
入力情報は、サイトにアクセス頂ければ分かると思いますが、以下情報を入力する必要があります。
- First name:名
- Last name:苗字
- Email address:メールアドレス
- Country:国
- Cisco CCO ID:先ほど取得したcisco.comアカウントのプロフィール欄に記載あり
- Conpany name:self(個人アカウントでの利用を想定)
CCO IDは、Cisco.comアカウントにログイン頂き、個人タブをクリック頂くと確認が可能です。
以下画像は個人情報の箇所は白塗りしておりますが、赤枠の部分にてIDが確認できます。

ちなみに前セクションを読み飛ばして、Cisco.comアカウントを作り忘れてしまった方は、
以下画像赤枠の「If you don’t have a CCO ID, create one here.」の「here」をクリックすれば、アカウント登録画面に遷移できます。

登録が完了すると以下ページが表示されます。

以下のメールが登録したメールアドレス宛に届きます。
※個人名など一部情報は伏せてあります。

このメール本文をスクロールしていくと以下画像の通りソフトウェアをダウンロードできる案内リンクがありますので、「Click here」をクリックします。

すると以下画面が表示されます。
普段、CiscoのOSバージョンアップをする方はこのような画面はお馴染みなのではないのでしょうか?(笑)
この中の、赤枠の2ファイルをダウンロードしてください。

ファイルがダウンロードできない場合
ダウンロードしようとした際に以下エラー画面が出てきた場合の対処法を解説します。

エラー文を見ての通りアカウントの住所を登録する必要があります。
筆者の場合、「this link」をクリックしてプロフィールを登録する方法がよくわからなかったので、一度ciscoアカウントにログインしてプロファイルを入力する方法をとりました。
▼Cisco.comアカウントログインURL
ログイン頂き、下記画像の通り、「個人」をクリックしてください。

すると、プロファイル情報を入力できる画面に移動しますので、編集をクリックして、住所を入力します。

ちなみに今回は個人アカウントになりますので、会社名はCisco 公式HPを参考に「self」で入力しました。

正常に成功すると以下ようなバナーが表示されます。

筆者はプロフィール情報の入力ついでに、多要素認証も設定しておきました。(笑)

話は戻りまして、ファイルのダウンロードを行っていきます。
▼先ほどと同じ画像になりますが、参考に添付しておきます。

ダウンロードする際に以下画面が表示されますが、
「Accept Cisco General Terms」をクリックして先に進めます。

そこからファイルダウンロードの待ち時間になります。
なんやかんや待っていたら、VMestrとISOのファイルがダウンロードできました。
(※感覚的に5分くらいはかかったかも)
ダウンロードできた画面はこんな感じ

次にVMwareのインストール手順になります。
正直、これまではVirtual Boxばかり使っていましたので、VMwareにて環境準備はまぁまぁてこずりました。(笑)
Cisco Communityでも同じような悩みを持っている方がいて少し親近感を覚えました(笑)

また、VMwareは無償化されたようなので今回は、Workstation Proを使ってみることにしました。

VMwareのインストール
もしすでにVMware Workstation Proをお使いの方は、この章はスキップしてください。
▼参考にさせて頂いた記事は以下の通り

▼VMware Workstation Proのダウンロードリンクは以下の通り

ページをスクロールしたところ、ダウンロードするためのリンクがありましたのでクリックします。

そしてら、Broadcomのログイン画面に飛ばされました。。。
VMwareのファイルをダウンロードするためにはBroadcomのアカウントが必要とのことでこちらもCisco同様にアカウント登録する必要があるとのことです。
(※筆者はアカウントをすでに登録しておりましたが、この時点で少しCMLは諦めそうになりました)

アカウントを未作成の方は、画面右上の「LOGIN▼」をクリック頂き、一見ボタンを押せなさそな「REGISTER」をクリックしてください。

筆者はすでに作成済みの為、解説することができませんが、公式HPに作成手順で参考になりそうなページがありましたので、貼っておきます。
ログインできるとこんな感じの画面が表示されます。
適当にCloseかNextをクリックしてください。(※雑ですみません。)

「My Downloads」 > 「HERE」の順にクリックしてください。

Free Downloadsに沢山出てきますが、その中の右下に「VMware Workstation Pro」がありますので、そちらをクリックします。

最新でリリースされている「17.6.4」をダウンロードしていきます。

Terms and Conditions をクリックして、利用規約を確認するとチェックボックスがクリックできるようになります。さらっと確認して、チェックするとダウンロードできるようになりました。

では、いざダウンロードするぞ!クラウドのダウンロードボタンをクリックしたところ
以下画面が表示された。

また住所などの情報を求められた!!
ciscoの時と同様何回入力する必要があるんじゃ。。。と思いつつ、入力した(偉い)

submitすると、また、ダウンロードページに戻された。

ダウンロードボタンを押したら、今度はダウンロードが始まった!!!

こっちは3秒くらいで終わった。

とりあえず、インストーラーを実行し、ユーザーアカウント制御が出てきたので「はい」をクリックして進めてみたら、以下画面が表示された。

ここからはセットアップウィザードに従って、マウスでポチポチしていく簡単なお仕事。
セットアップウィザードへようこそが表示されるので、「次へ」

同意して、「次へ」

筆者の場合は、こちらのwindows Hypervisor Platformにチェックを入れました。
「次へ」

ここも、「次へ」

カスタマーエクスペリエンス向上プログラムには参加しないので、チェックを外して、
「次へ」

ここはデフォルトのまま、「次へ」

問題なければ、「インストール」をクリック

ここまで来てようやくインストールが完了し、デスクトップに見たことがあるようなアイコンが表示されました(歓喜 & 涙)

とりあえず、ダブルクリックで開いてみる

おー、この画面ですよ。待ちに待った画面
ただ、ここまでは準備段階。ただ、スタートラインに立ったにすぎません。。。
しんどいので、少しだけやって休憩をはさむことにしました。
CMLの構築
ここからは、筆者が一番沼ったフェーズになります。
早速手順をご紹介していきます。
真ん中の「仮想マシンを開く」をクリック

エクスプローラーの画面が立ち上がり、ファイルを選択できるようになります。
最初のciscoでダウンロードした拡張子が「.ova」のファイルを選択し、開くをクリック

すると仮想マシンのインポート画面が立ち上がる
ここで、私は困惑した。「え、新しい仮想マシンのストレージパス」なんて知らない。。
でも安心してほしい。
ホスト名を入力すると自動的にストレージパスも入力される仕組みのようだ。

名前はお好きな名前を入力して構わないと思う
わかりやすく「CML」にしてみた
※ファイルパスは一部隠しています。

インポートをクリック
すると、お、なんだかインポートが進んでいるっぽいバーが表示されたぞ!

特に設定していないが、仮想マシンのデバイスのスペックは自動で割り当てられていた

パワーオンするをクリックすると、仮想マシンが立ち上がるような画面が表示され

以下も表示された

OKを押した
仮想マシンを立ち上げることが出来ない場合
はいをクリックしてそのまま、進めようとしたが、エラーが表示されて起動できなかった

▼エラー画面

仮想化エンジン:Inter VT-x / EPTまたはAMD-v /RVIを仮想化のチェックを外す
まずは、「仮想マシンタブ」>「設定」をクリック

プロセッサをクリックし、仮想エンジンの「Intel T-x/EPT または AMD-V/RVIを仮想化」にチェックが入っていますので、こちらのチェックを外してOKをクリックします。

そして、仮想マシンを立ち上げてください。
下記画面を立ち上げたままでも自動でCML2の画面が立ち上がりますが、
もし立ちあがらない場合は、CML2を選択した状態でエンターキーを押してください。

Windowsのハイパーバイザー系の機能をオフにしてみる
こちらのやり方は、windowsのセキュリティに関する機能をオフにするため、個人的にはあまりお勧めしないやり方です。
もしどうしてもダメな場合は参考にしてみてください。
以下の記事を参考にトラブル対処しみた

参考にした結果、以下2点が原因であると推察して設定してみた。
- Windwsの仮想化関連機能を無効化
- コア分離の機能を無効化
ここで、コア分離の機能がよくわからなかったので、概要を以下サイトを参考に理解してみることにした。

正直、一部理解できない部分もあるが、基本的にはセキュリティ強度を高めてくれる機能のようなのでCMLを動かすとき以外はデフォルト設定のONにしておくことがよいと考えています。
いろいろ調べて、リスクを承知した上で作業を進めてみた!
※以下作業は自己責任でお願いします。
ファイル名を指定して実行を開き、「optionalfeatures」と入力して、OKをクリック

ちなみにファイル名を指定して実行を知らない方向けに以下記事を貼り付けておきます。普段、開くのが面倒な設定もコマンドを覚えておくだけで簡単に開けるので便利な機能になります!
optionalfeaturesにて開くと、以下のような画面が表示されます。
その中の2つをチェックを外します。
- Windows ハイパーバイザープラットフォーム
- Virtual Macine Platform
▼実際の画面

OKを押すと以下の画面が出てくるので待ちます。

完了すると再起動を求められるので、再起動をクリックします。

再起動が完了したら、次のステップへ進みます。
windowsの設定を開き、プライバシーとセキュリティをクリック

次にデバイス セキュリティをクリック

コア分離の詳細をクリック

メモリの整合性をオフにします
※ユーザーアカウント制御が表示されますので、「はい」を選びます。

PCを再起動します。
再起動が終わると以下の画面の通り、メモリの整合性がオフになります。

私の場合は、全部で3か所の設定を変更することでVMWareで仮想マシンを立ち上げるときにエラーが出でなくなりました。
CMLを使い終わったとは、必ず上記設定はもとに戻してください。
続きです!
お、なんかいい感じの画面が出てきた!。。。

そんなの束の間
即座にコマンドラインらしき画面が表示され、絶句する。。

恐る恐るエンターを押してみる。すると利用規約が出てきた!
こちらは、TabキーでAccept EULAを選択できるようになっている。

Contituneを選択

こちらもContitune

こちらもContitune

こちらもContitune

ホスト名はデフォルトのままにした

ここからが地味なつまづきポイント②である
調べてみた結果
簡単に言うと「CML2の動作に必要なOSイメージがまだ入っていない」というエラーらしい

こちらは、「仮想マシン」 > 「設定」の順でクリック

仮想マシンの設定から「CD / DVD(IDE)」をクリック
そして、デバイスのステータスの内、以下2点にチェックを入れる
- 接続済み
- 起動時に接続
そして、接続には「ISOイメージファイルを使用する」を選択し、参照をクリック

するとエクスプローラーが立ち上がるので、最初の手順でダウンロードしたファイルの内、
refplat-20250616-free-isoのzipファイルを解凍して、中身のISOファイルを選択する

上記設定後、Retryを選択すると次のステップに進むことができました!
正直、ここまで私にとってはボリューミーでやめたく気持ちを抑えつつ先に進めます。
ここからは、OSへログインする際のuserenameとpasswordを登録します。
※英字キーボードになっている場合があるため、パスワードに記号(!@$_-等)を使用する際は注意が必要

パスワードを入力して、continueを選択したところ、以下表示が出てきた

「設定したパスワードがセキュリティ要件を満たしていない」という警告のようだ
最低でも以下は1文字以上入れる必要があるとのこと
- 大文字(Upper case)
- 数字(Digit)
- 記号(Punctuation)
そのため「このまま続行しますか?」と確認しているメッセージが表示される
簡単に言うと「パスワードが弱いから注意してね。本当にそのまま進める?」という警告ですね。
変えてみて行ったが、パスワードが弱かったらしく、もう一回試してみた

再挑戦してみる。「大文字、小文字、記号、数字」含めて桁数を増やして設定したところ、次の画面に進むことができた
web UIへログインするためのユーザー情報を登録していく
こちらも先ほどと同じ要領で進めていく

ネットワークの設定に関する画面になった
設定方法で希望の設定方法を選択すると、アスタリスクが左につく仕様になっている
staticをせんたくしてエンターを入力した。(この選択がのちに筆者が沼った一因になった)
ここはDHCPで進めた方が断然楽です。

するとアドレスを設定する画面が表示された

VMwareの設定を確認したところ、ブリッジになっていた。
そのため、自分のホストPCにてipconfigを入力して、アドレスを確認してみることにした

cmlに割り当てたいアドレスを決めて設定してみた
正直必要ないが、teratermでSSH接続できるか気になったのでチェックを入れて、continueしてみた

ipアドレスの設定もプライベートipアドレスの為、隠す必要もないかと思うが、
念のため隠させてもらった

conitinueを選択

イメージコピーが始まるので待ちます。

進捗バーが表示されますので、待ちます。

なんかカウントダウンが始まった。焦らせてくる

終わったら、CMLの画面が立ち上がった!!

あとは、webブラウザーを立ち上げて、表示されているIPアドレスを入力してください。
はい、ありがとうございました。

仮想マシンまで立ち上がっているのに、web UIにアクセスできない方は以下を参考にしてみてください。
Web UIへアクセスできない場合
ここまで来たのに以下の通り、悲しい画面になっている方向けに対応事例付きで紹介していきます。
この中で解決できる知識があれば、幸いです。

入力したアドレスに間違いがないか
灯台下暗しですが、入力したアドレスに誤りがないかもう一度確認してみてください。
あるあるですが、
- 入力したIPアドレスに誤りがある
- https//の中で、「t」が抜けていた
などスペルミスで入れないことがありますので確認してください。
また、お使いのPC環境にもよるかと思いますが、pingがホストPCから仮想マシンへ飛ぶことも確認してみてください。
pingが飛ばない場合、https httpの通信はできない可能性が高いです。
ホストPCと仮想マシンのIPアドレス / サブネットマスクは合っているか
ここも意外と気にする必要がある点かと思いますが、つい思い込みで「/24」で設定しているなどホストPCとのサブネットマスク、IPアドレスのネットワーク部が異なっていないか確認してみてください。
ホストOSのwindowsファイアーウォールの設定を確認してみる
筆者の場合、これが原因でした
ここのせいでとんでもなく時間がかかりました。
現在、使用しているPCのネットワークプロファイルを確認してみてください。
もし、パブリックネットワークに接続している場合、家庭など問題ない環境の場合は、プライベートネットワークに切り替えて、再度web UIへ接続してみてください。

ちなみにネットワークプロファイルの変更方法がわからない方は以下記事を参考にしてみてください。
変更方法を画像付きで解説している記事になります。
私の場合、セキュリティソフト、windowsどちらの原因か明確にわかりませんが、確実に言えることは、パブリックネットワークが選択されていたため、接続できなかったことです。

もし、セキュリティソフトをインストールしている場合は、こちらの設定も確認してみた方がよさそうです。
参考:IPアドレスを変更する方法
以下は筆者が調べながら、行ったIPアドレスの変更方法になります。
他の情報も確認いただいた上でご操作お願いします。
IPアドレスの設定が正しいのか気になったので、調べながら確認と変更をしてみた
普段、Linuxを触る機会がなかったので、慣れているコマンドラインであっても難しく感じる。
まず、IPアドレスを確認するコマンドは以下の通り
ip -c a
-cがオプション指定で、色付きでipアドレスの情報を表示してくれる模様
続いて、ipアドレスを変更するコマンドは以下の通り
sudo nmtui
パスワードが求められたので、入力してエンターを押してみた

Edit a conectionを選択

bridge0を選択

すると、bridge0に関するネットワーク関連の設定が出てきた!!
IPv4 Configurationの設定を変えることができました。

IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどを確認し、変更する場合は変更を押してOKを選択します。
こちらもbackを選択

ここもOK

※ここで、Active a connectionを選択して、bridge0を再アクティブ化するとconnectingから固まってしまいました。(もし原因と対処法をご存じの方がいらっしゃれば教えてください。)

最初のプロンプトまで戻ってきたら、

再起動をします。

最初の画面が立ち上がり、IPアドレスの値が変わっていることを確認してください。

一から仮想マシンを作り直してみる(ネットワーク設定をstatic → DHCPへ変更)
筆者は躓きまくった結果、一から仮想マシンを作りなおすことにしました。
(ちなみに前述したとおり、この作業は無意味な作業でした。)
IPアドレスの取得方法はDHCPにします

同じように待つ

CMLの画面が起動したら、IPアドレスが取れているか確認してください。
最後に
最終的にはStatic、DHCPどちらの設定にしてもCMLへアクセスできました!!
おぉ、見たかったよ画面。。。

ちなみにポート指定してブラウザーでIPアドレスを入力するとゲストOSをweb UIで操作できるようでした。(CLI慣れていない人はこっちの方が便利かも)

話は戻って、CMLへwebアクセスすると以下画面が表示されました!

これにてCMLの構築手順解説、検証は終了とします。
Firewallが原因だった。
次回は、CMLをまともに触ったことがない筆者がCML上でネットワーク検証できるようにするところまでを解説予定になります。
今回の記事で誤っている情報や内容などがありましたら、お問い合わせ欄からご指摘頂けますと幸いです。
本内容は検証結果の為、技術サポートに関するお問い合わせは不可になります。
では、また!!
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