OpenSSLの基本的な使い方|ファイルの暗号化・復号を初心者向けにわかりやすく解説

Winodws
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「OpenSSLをインストールしたけど、何ができるんだろう」

「OpenSSLの基本的な使い方を学びたい」

このようなお悩みをお持ちの方へ
本記事ではOpenSSLを使ってファイルの暗号化・復号の手順をご紹介します。

私もOpenSSLは実務で使ったことはありませんでしたが、実際に検証を通じてファイルの暗号化や復号を学ぶことができました。

本記事を読んで頂ければ、
初めての方でも同じようにOpenSSLを使ってファイルの暗号化と復号を行えるようになります。

初めに

以下記事にOpenSSLのファイルをダウンロード~インストールするまでの手順をまとめています。

まだOpenSSLをインストールされていない方がいましたら、上記記事を参考にしてみてください。

検証環境

open sslをインストールした検証環境は以下の通りになります。

  • Virtual box
    バージョン 7.2.4 r170995
  • Windows Server 2022 Datacenter Evaluation
    バージョン 21H2 OS ビルド 20348.587

想定するITスキルのレベル

想定するITスキルは以下の通りになります。

あくまでも目安になりますので、分からない箇所があれば随時調べながら進めてください。

  • OpenSSLをインストール済みである
  • コマンドプロンプトの基本的な使い方がわかる
    Open SSLはコマンドプロンプトを利用したCLIベースのツールになるためです。

Virtual Boxで立てた仮想サーバーはセキュリティ面も考慮して「NATネットワーク」にしております。

OpenSSLの基本な使い方

今回はファイルを一度暗号化してから、復号する流れで解説していきます。

open sslにて対象のファイルを暗号化する

早速、open sslを使ってファイルの暗号化を行っていきましょう。

暗号化手順
  • step.1
    デスクトップにテキストファイルを作成する

    このファイルがopen sslで暗号化する対象ファイルになります!

  • step.2
    テキストファイルの中身に文字を入力して保存

    暗号化前暗号化後で変化を分かりやすくするため、意味が分かる文字列をお勧めします

  • step.3
    コマンドプロンプトを立ち上げる
  • step.4
    カレントディレクトリを「デスクトップ」にする

    open sslで暗号化するファイルがデスクトップにある為、ディレクトリを移動します!

  • step.5
    open sslのコマンドを入力し、「.enc」ファイルを作成する

    入力するコマンドは以下の通りです

    openssl enc -aes-256-cbc -in test.txt -out encrypted.enc

  • step.6
    暗号化する際にパスワードを設定し、Enterキーを押す

    入力したパスワードは表示されません

    本記事ではパスワードを「test」に設定しました。

  • step.7
    確認の為、同様のパスワードを入力し、enterキーを押す
  • step.8
    プロンプトが通常の状態に戻っていることを確認する
  • step.9
    「encrypted.enc」がデスクトップに生成されていることを確認し、ダブルクリック
  • step.10
    「このPCのアプリを開く」をクリック
  • step.11
    「メモ帳」を選択し、「OK」をクリック
  • step.12
    ファイルの中身が暗号化されていることを確認

テキストファイルをいくつか作り、同じ手順で行うと暗号化の意味が分かってくると思います!

open sslにて対象のファイルを復号する

では今度は暗号化したファイルを復号していきましょう。

復号手順
  • step.1
    コマンドプロンプトを立ち上げる
  • step.2
    カレントディレクトリをデスクトップへ移動させる
  • step.3
    open sslの復号のコマンドを入力する

    入力するコマンドは以下の通りとなります

    openssl enc -aes-256-cbc -d -in encrypted.enc -out dencrypted.enc
  • step.4
    復号のパスワードを入力する

    暗号化するときに設定したパスワードになります

  • step.5
    プロンプトが通常の状態に戻っていることを確認する
  • step.6
    デスクトップに「dencrypted.enc」が生成されていることを確認し、ダブルクリック
  • step.7
    「メモ帳」を選択し、「OK」をクリック
  • step.8
    暗号化前の文字列と同じであることを確認する

まとめ

以上がOpenSSLを使った暗号化~復号までの手順解説でした。

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