こんなお悩みをお持ちではありませんか?
結論からお伝えします。
今すぐ転職する必要はありません。
ただし、スキルを身につけたいのであれば、SIerへの転職は十分にアリな選択肢です。
実際、私も社内SEとして働いていた頃、同じような悩みを抱えていました。
ですが、SIerへ転職したことで、現在は構築経験を中心に、ITの専門知識を日々積み上げられる環境で働けています。
本記事では、
なぜ社内SEから転職したいと感じるのかという不安を整理しつつ、次の一歩を踏み出すために何をすべきか
までを解説します。
なお、本記事は安易に転職をおすすめするものではありません。
もし内容に共感頂き、納得できたのであれば、まずは転職エージェントに相談するなど、
小さな一歩から行動してみてください。
社内SEからSIerへ転職したいと感じる理由【将来不安の正体】
冒頭でも触れましたが、社内SEからSIerへ転職したいと感じる理由は主に以下の3つあると考えます。
調整業務ばかりで、スキルが伸びない不安
これは、社内SEという職種の構造上、ある意味仕方のないことです。
社内SEとSIerでは、そもそもの業務内容が大きく異なります。
つまり、「スキルを身につけたい」と思って社内SEに入ると、ギャップを感じやすい構造になっています。
実際、調整業務が中心になるほど、「自分の市場価値は上がっているのか?」という不安は強くなりがちです。
キャリアの見通しが立たない
社内SEは、スキルを伸ばす機会が会社や上司の裁量に大きく依存する傾向があります。
例えば、
このような環境では、「いつになったらスキルが身につくのか」が見えづらくなります。
最近は、どの会社でも上司と部下の1 on 1などの取り組みもありがちですが、この部分も上司の取り組む意識が低い場合は、そもそも「面と向かっていう場」が限られます。
「このままでいいのか」という漠然とした危機感
20代だからこそ、選択肢が多い。
だからこそ、「このままでいいのか」と不安になるのは自然なことです。
このような板挟みの不安が、行動を止めてしまいます。
ただ、ここで理解しておくべきことがあります。
待遇を上げることとスキルを伸ばすことは、必ずしも同時に成立しないということです。
会社は、利益に貢献できる人材に対して高い待遇を提示します。
つまり、スキルは伸ばしたいけれど待遇は下げたくない、という両方を同時に満たすのは簡単ではありません。
私自身も転職を考えたとき、同じことで悩みました。
ですが現実は甘くなく、
最終的には待遇や福利厚生が下がることも覚悟して転職しました。
結果として、
待遇はそこまで大きく変わらずに済みましたが…これは正直ラッキーだったと思っています(笑)
社内SEからSIerはやめるべき?結論と考え方
繰り返しになりますが、今すぐ辞める必要はありません。
なぜなら、転職で失敗する人の多くは「何を優先するのか」が曖昧なまま動いてしまうからです。
これらのような「軸」が定まっていない状態で転職しても、後悔する可能性が高くなります。
まずは、自分が転職に何を求めているのか、そして自分の市場価値を知ることが重要です。
スキル重視ならSIerは有力な選択肢
ここまで今すぐ辞める必要はないとお伝えしましたが、スキルを高めたいのであれば、繰り返しになりますが、SIerへの転職は有力な選択肢になります。
私自身、もともとは社内SEでインフラを担当していましたが、スイッチやルータといった構築経験はほとんど積めませんでした。
ですがSIerに転職してからは、現在はむしろ構築経験が中心の業務に変わっています。
社内SEは、調整や折衝といったソフトスキルが重視されるのに対し、
SIerではそれに加えて、構築・設計といったハードスキルも強く求められます。
その分、
といった形で、
スキルを伸ばす機会は明らかに増えます。
「手を動かしてスキルを身につけたい」と考えているのであれば、
SIerはかなり現実的な選択肢です。
判断の軸は「コントロールできる部分」で決める
転職を考えるとき、どうしても感情は入ります。
こういった理由で動きたくなる気持ちも、よく分かります。
ただ、ここで一つ意識してほしいのが、
「自分でコントロールできるかどうか」という視点です。
人間関係のように、自分では変えにくい要素を軸にしてしまうと、
転職しても同じ問題にぶつかる可能性があります。
一方で、
こういった要素は、転職によってコントロールしやすい部分です。
もちろん、今の環境が耐えられないほどつらいのであれば、
環境を変えるための転職はアリです。
ですがそうでない場合は、
「転職で確実に変えられる部分」に目を向けて判断する方が、成功確率は高くなります。
社内SEからSIerへの転職が不安な理由
ベンダー側になることへの不安
社内SEからSIerへ転職する際、
「ユーザー側からベンダー側になること」への不安を感じる方は多いです。
「パッと」思いつくのは
といった不安です。
ただ、結論から言うと、過度に不安がる必要はありません。
なぜなら、あなた自身が普段やり取りしているベンダーの立場をそのまま想像すればいいからです。
多くの場合、お互いに一定の敬意を持って、対等な関係でやり取りしているはずです。
もしあなたが、普段から理不尽な要求をしていないのであれば、
同じような環境で仕事をすることになる可能性が高いです。
人間関係や環境が変わる不安
人間関係や環境が変わることも、大きな不安要素です。
こういった状態であればあるほど、
「わざわざ転職する必要があるのか」と迷いやすくなります。
実際、転職は
- 給与
- 環境
- 人間関係
すべてが良くなるケースばかりではありません。
だからこそ、
現状にそこまで不満がない場合ほど、判断は難しくなります。
私の経験上でも、「不満が強い人」の方が転職活動には踏み出しやすいです。
一方で、
今の環境にある程度満足している場合は、
- リスクを取ってまで動くべきか
- このままでもいいのではないか
と悩むのは、むしろ自然なことだと思います。
社内SEとSIerの違い【仕事内容と役割の比較】
まずは、転職するべきか判断するための前提として、社内SEとSIerの違いを整理しておきましょう。
大きな違いは以下の通りです。
- 社内SE:調整・橋渡しがメイン
- SIer:構築・設計・保守がメイン
もちろん、会社によって多少の違いはありますが、役割の本質は大きく変わらないと考えます。
社内SEは、自社のシステムを導入・運用していく立場です。
そのため、
- 社内ユーザーのサポート
- 関係部署との調整
- ベンダーとのやり取り
といった業務が中心になります。
一方、Sierは「お客様のシステムを構築すること」が主な役割です。
その中で、
- 設計
- 構築
- 保守
といった工程に関わることになります。
この「役割の違い」こそが、社内SEとSierの最も大きな違いです。
社内SEからSIerへ転職するべきか判断する方法
まずは、自分が会社に不満があるのか、それとも職種に不満があるのかを整理しましょう。
「会社が嫌」なのか「職種を変えたい」のか整理する
まず最初にやるべきことは、自分が何に不満を感じているのかを整理することです。
もし不満が「会社」にある場合、必ずしもSIerへ転職する必要はありません。
例えば、
- 人間関係
- 評価制度
- 働き方
といった不満であれば、
同じ社内SEでも、別の会社に転職することで解決する可能性があります。
むしろ、職種を変えるということは、未経験から再スタートするのと同じリスクを伴います。
そのため、待遇を重視するのであれば、より条件の良い社内SEへ転職するという選択肢も十分アリです。
一方で、「業務内容そのもの」に不満がある場合は話が変わります。
- 調整業務ばかりでつまらない
- 手を動かしてスキルを身につけたい
このような場合は、社内SEから別職種への転職は有力な選択肢です。
社内SEから社内SEへの転職も一つの手ですが、業務内容が大きく変わらない可能性もあります。
そのため、役割そのものを変えたいのであれば、SIerへの転職も視野に入れるべきです。
現職と転職先のメリット・デメリットを書き出す
次に、現状と転職後を「見える化」することが重要です。
現職の良い点・悪い点
まずは、今の環境を整理しましょう。
- 満足している点
- 不満に感じている点
次に、転職によって変わるポイントを考えます。
- 得られるもの(スキル・経験など)
- 失う可能性があるもの(待遇・環境など)
不安の正体は、「何がリスクか分かっていないこと」である場合が多いです。
そのため、書き出して整理するだけでも、心理的な負担はかなり軽くなります。
転職理由に優先順位をつける
最後に、「自分の中で何を優先するのか」を決めましょう。
年収や待遇を重視するのであれば、現職の経験を活かせる転職が基本になるかと考えます。
例えば、現職が社内Sであれば、別の会社の社内SEへ転職を試みる選択肢が、職種の親和性を考慮しても
Sierへ転職するよりかは現実的です。
人間関係を重視するのであれば、人間関係は、転職しても確実に改善される保証がない領域になります。
そのため、よほど耐えられない状況でない限り、これだけを理由に転職するのは慎重になるべきです。
スキルアップを優先する場合は、社内SEからの転職は十分アリです。
特に、
「設計や構築に関わりたい」、「手を動かして経験を積みたい」
という場合は、
SIerへの転職が有力な選択肢になります。
社内SEからSIerへ転職するために必要な考え方【未経験対策】
まず最初にやるべきことは、「なぜSIerに行きたいのか」を言語化することです。
ここが曖昧なままだと、転職活動はうまくいかない可能性が高いです。
例えば、私の場合はシンプルで、
「20代のうちに専門的なスキルを身につけて、市場価値を上げたかったから」になります。
このように、自分なりの「軸」を一つ持つことが重要だと考えます。
次に大切なのが、「志望動機に一貫性を持たせること」です。
例えば、
- 社内SEでは思うようにスキルが身につかなかった
- だから、専門スキルが身につく環境に行きたい
- その手段としてSIerを選んだ
このように、「過去」 → 「現在 」→ 「未来」がつながるストーリーになっているとエージェント、及び転職時の面接の受けがいいですし、自分の言葉で話しやすくなります。
さらに評価されやすい状況を作り出すためには、「実際に行動をおこしているか」という点も重要です。
例えば、
- 転職活動中に資格を取得した
- 技術の勉強を継続している
といった事実があると、「本気度」が伝わりやすくなります。
実際、私は現在の職種には役立っておりませんが、AWSの資格を2つ取得しました。
「資格」自体が役に立ったわけではありませんが、最終選考の時に「私」か「もう一人の候補者」を選択される場面の時に「勉強への前向きな姿勢」が評価され内定を頂くことができました。
社内SEからSIerへの転職活動が進まない理由と対処法
忙しくて時間が取れない
「忙しくて転職活動ができない」というのは、よくある悩みです。
この場合は、思い切って面談の予定を先に入れてしまうのが有効です。
予定を入れてしまえば、自然と
- その時間までに仕事を終わらせる
- 無理にでも時間を確保する
といった「強制力」が働きます。
実際、私もこの方法で動き出すことができました。
面談で満足してしまう
面談が終わると、「とりあえず一歩進んだ」という気持ちになってしまうんですよね。
私も同じでした。
確かに、何もしない状態と比べれば前進です。ただ、本番はむしろ「面談の後」にあります。
- 求人を確認する
- 応募する
- 面接対策をする
ここまで進めて、はじめて転職活動と言えます。
そのため、面談後は
「次に何をするか」をその場で決めておくことが重要です。
そもそもモチベーションが湧かない
「なんとなく不安だけど、そこまで本気ではない」
この状態もかなり多いです。
その場合は、無理に転職活動を進める必要はありません。
一度、情報収集に切り替えるのも一つの手です。
例えば、
- 自分の市場価値を知る
- どんな求人があるのかを見る
- 他の人の転職事例を知る
これだけでも、「自分がどうしたいのか」が徐々に見えてきます。
そして、必要だと感じたタイミングで、本格的に動き出せば問題ありません。
社内SEからSIerへ転職する際の注意点【後悔しないために】
福利厚生が下がる可能性が高い
まず前提として、福利厚生や待遇は下がる可能性が高いと考えておいた方がいいです。
なぜなら、同じIT業界とはいえ、社内SEからSIerへの転職は未経験扱いになるケースが多いからです。
私自身も転職活動を通じて実感しましたが、
- スイッチやルーターの構築経験がすくない
- 設計や実務経験が浅い
この現実を知らずに転職活動をすると、「思っていたより条件が悪い」と感じる可能性が高いです。
だからこそ、最初から「多少は下がる前提」で考えておくことが大切です。
人間関係の変化
これは確実に変わります。
そして、私自身も最後まで一番引っかかっていたポイントでした。
転職はすべてが未知の体験です。
実際に転職を決めたあとも、「本当にこの選択でよかったのか」と何度も考えました。
それでも最終的に決断できたのは、周りの人に背中を押してもらえたからです。
また、これはあまり語られない部分ですが、今の会社で良好な関係を築けているのであれば、
「また戻ってきてもいいからね」といった言葉をもらえる可能性もあります。
私の場合は実際にそう言ってもらえました。
転職したからといって、前の人間関係がすべて切れるわけではありません。
会社によっては再雇用制度があるケースもありますし、
転職したからといって、前の人間関係がすべて切れるわけではありません。
ここは、あまり極端に考えすぎなくて大丈夫です。
完璧な環境は存在しない
これは大前提として知っておいてほしいのですが、完璧な環境は存在しません。
私自身、今の会社には満足して働けていますが、それでも不満がゼロというわけではありません。
「転職ですべてを解決する」ことは難しいため、
まずは自分が「何を一番改善したいのか」を明確にすることが重要です。
- スキルを伸ばしたいのか
- 年収を上げたいのか
- 働き方を変えたいのか
ここが曖昧なまま転職すると、後悔しやすくなります。
社内SEからSIerへ転職するための最初の一歩
ここまで読んで、少しでも考えてみようと思ったのであれば、
まずは情報収集からスタートするのがおすすめです。
私が特におすすめしたいのが、転職エージェントの無料相談です。
私が特におすすめしたいのが、
転職エージェントの無料相談を活用することです。
実際に私が転職を決めたときに使ったのは、
レバテックキャリアでした。
- 自分の市場価値はどのくらいなのか
- 社内SEからSIerへの転職は現実的なのか
- どんな企業が選択肢になるのか
レバテックを無理に使う必要がありませんが、
こういった情報は、一人で調べるよりも圧倒的に早く、正確に分かります。
まずは、転職のプロから
「判断に必要な情報」を手に入れるところから始めてみてください。
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転職エージェントの使い方や注意点については、別記事でまとめています。
ここでは1つだけお伝えしておくと、
登録するメールアドレスは分けるのがおすすめです。
理由はシンプルで、登録後に求人メールがかなりの数届くからです。
普段使いのメールアドレスを使ってしまうと、大事なメールが埋もれてしまう可能性があります。
まとめ:社内SEからSIer転職は準備すれば怖くない
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事でお伝えしてきたポイントを、改めて整理します。
- 社内SEの不安の正体は「スキルが伸びている実感がないこと」
- 20代だからこそ、「このままでいいのか」と悩むのは自然
- スキルを伸ばすならSIerは有力な選択肢
- ただし、待遇とスキルはトレードオフになる可能性がある
- 転職は「何を優先するか」を決めることがすべて
そして何より大切なのは、「いきなり転職を決断しなくていい」ということです。
多くの人が失敗するのは、
- 「不安なまま、とりあえず転職する」
- 「何もせずに悩み続ける」
このようなどちらかです。でも、本来やるべきことはシンプルです。
まず「正しい情報」を知ること。
- 自分の市場価値はどのくらいなのか
- 社内SEからSIerは現実的に転職できるのか
- 実際にどんな求人があるのか
これらを知らないまま悩んでも、正しい判断はできません。
だからこそ、「無料で情報を取りに行く」という一歩が、いちばんコスパがいい行動です。
私自身も、いきなり転職を決めたわけではありません。
最初は「相談」から始めました。
その中で、
- 自分の市場価値
- スキルの評価
- 転職した場合のリアル
を知ることができて、初めて「転職するかどうか」を判断できました。
もしあなたが今、
- このままでいいのか不安
- でも転職する勇気も出ない
そんな状態であれば、
まずは一度プロに相談してみてください。
最後にもう一度だけお伝えしておくといきなり人生を変える必要はありません。
でも、何も行動しなければ、何も変わりません。
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