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ネットワークエンジニアの仕事内容は?未経験から構築へ挑んだ1年間の実録と現実

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この記事は約13分で読めます。

ネットワークエンジニアを目指している方へ
こんな疑問や悩みを抱くことはありませんか?

  • ネットワークエンジニアって、毎日具体的に何をしているの?
  • ネットワークエンジニアの仕事内容について「もっとリアルな部分」を知りたい
  • 大手サイトやAIの解説を読んでも、ネットワークエンジニアの仕事内容がいまいちピンとこない

IT業界への転職を考えている20代の方や、CCNAの勉強を始めたばかりの方にとって、
ネットワークエンジニアの現場をイメージするのは確かに難しいものです。

そのため、今回は社内SEから独立系SIerへ転職した私の経験をもとに、

「ネットワークエンジニアの仕事内容」を等身大でお伝えします。

私は約1年前に転職し、現在は毎日実機に触れながら「構築」と「保守」の業務に携わっています。

設計についても少し触れたことはありますが、経験としてはまだ浅いため、今回は実体験が濃い「構築」と「保守」に焦点を絞って解説していきます。

現場作業も経験していますので、泥臭い部分もあえて含めた「ありのままの働き方」を共有できればと思います。

CCNAを取得してからネットワークエンジニアとして働き、

「思っていたのと違う」など入社後のギャップが少なくなるように本記事の内容がお役に立てればうれしいです。

※会社によってカバーする範囲は異なると思いますが、あくまで私の実体験に基づいた一例として参考にしてください。

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ネットワークエンジニアの仕事内容は?「保守」と「構築」のリアル

ネットワークエンジニアの業務は、一般的に「設計・構築・運用・保守」という4つのフェーズに分かれます。

大まかな仕事内容は以下の通りです。

※会社ごとでフェーズと仕事内容はばらつきがありますので、参考程度にしてください。

フェーズ仕事内容求められるスキル
設計顧客との打ち合わせ、構成の検討、詳細設計書などの作成顧客折衝などのソフトスキル + 機器に対するハードスキル
構築機器の設定投入(コンフィグ作成)、動作確認など機器に対するハードスキル
運用日々のチューニング、トラブル時の一次対応ユーザー対応のソフトスキル + 多少のハードスキル
保守技術的なQA対応、夜トラブル時の切り分け、機器交換の手配手順通りにタスクを遂行する力(未経験でも入りやすい)

「未経験からだと保守スタートが多い」とよく言われますが、実際に現場で働いてみて、その理由がよくわかりました。

保守業務は「機器に対する高度なスキル」がすぐには求められないことそして「手順」が決まっていることが多いからです。

未経験者であっても、手順を守れば一定のクオリティで仕事ができる。

だからこそ、最初のステップとして選ばれやすいのだと実感しています。

フェーズ別:設計・構築・保守の役割分担

ここからは、私が実際に担当している業務の内容をより具体的にお話しします。

設計:詳細設計と顧客調整がメイン

PM(プロジェクトマネージャー)のような管理業務を除いた、エンジニアとしての仕事は主に「詳細設計」です。

具体的には、お客様(情シス部門など)とミーティングを行い、機器に投入する数値(パラメーター)を決めていきます。

その内容を「パラメーターシート」と呼ばれる詳細設計書に書き起こすのが主な作業です。

  • 例:L2スイッチの設計
    • 各ポートにどのVLAN IDを割り当てるか(ポートマッピング)
    • スタックを組む場合のスイッチナンバーやプライオリティーの決定

構築との一番の違いは、お客様と直接やり取りをする「フロント業務」が発生する点です。

ネットワークの知識が浅いお客様もいらっしゃるため、相手のレベルに合わせて会話をし、プロジェクトをスムーズに進める調整力が求められます。

構築:実機にコンフィグを流し込む

構築は、文字通り物理的な機器に設定を入れる作業です。

Tera Termで一からガツガツとコマンドを打ち込むというイメージがあるかもしれません。

しかし、この点は実際に働いてみると少しギャップがあると思います。

現在の現場では、新規構築よりも更改(リプレース)案件が多いと感じています。

※更改:古くなった既存機器を、新しい機器に入れ替える作業を指します。

そのため、ゼロから設定を作るよりも「既存のコンフィグをベースにした流し込み」が主な構築作業になります。

  • 具体的な作業内容
    • 事前に作成したコンフィグをテキストエディタ等から一括投入
    • 既存機器から設定を吸い出し、新しい機器へ移行・微調整

ここでエンジニアの腕が問われるのが、「型番やOSバージョンの差異」を埋めるスキルです。

「前の機種で動いていた設定が、新機種ではコマンド体系が変わっていて通らない」

というのはよくある話です。

特にFortiGateなどは、OSのバージョンによってデフォルト値が変わることも珍しくありません。

この差分を正確に判断し正しく動作させること

これこそが構築スキルの本質だと私は考えています。

構築が終わると、想定通りに動くかの「テスト」を行います。

テストには行う内容によって種類はあるのですが、説明すると長くなりますので、こちらの記事で詳しく解説しています。

内部リンク

※テストの実施有無やテスト内容は案件次第で変動します。

社内テストを経て、お客様との合意が取れればいよいよ「機器の設置(現場作業)」です。

ネットでよく目にする「ネットワークエンジニアの現場」という言葉は、主にこの設置作業を指していることが多いです。

泥臭い現場作業の実態についても別記事でまとめています。

興味がある方はチェックしてみてください。

内部リンク

現場で触れる機器(Catalyst、FortiGate等)と実務の相関

ここでは「構築作業」について、もう少し深掘りしてお話しします。

私の所感ですが、触る機器の種類によって作業の感覚や難易度は大きく異なります。

今回は代表的な2つのアプライアンスを例に挙げてみます。

  • Cisco Catalystシリーズ(C9200/9300など)
    Cisco機器の最大の特徴は、コンフィグ(設定値)のフォーマットに一貫性があることです。
    • 作業感: show running-config で表示される内容が、型番が違っても似通っています。
      そのため、普段からCiscoに慣れていれば直感的に理解できる部分が多いです。
    • 構築のしやすさ: テキストエディタで作った設定を流し込む際も、コマンドさえ間違っていなければ一気に設定を入れやすいです。
      他のアプライアンスと比較しても作業の難易度は安定している印象があります。
  • FortiGate(次世代ファイアウォール)
    一方で、FortiGateなどのファイアウォール(FW)は、L3スイッチよりもレイヤーの高い処理を行うため、難易度が高い傾向にあります。
    • 作業感: 1からコマンドを手打ちするよりも、既存機器から設定ファイルをエクスポートし、新旧のOSバージョンを合わせた上でインポートする手法が一般的です。
    • 複雑さ: GUI(ブラウザ操作)とCLI(コマンド操作)の両方で行う機会があります。
      OSや型番によってデフォルトの挙動が変わることもあるため、より慎重な作業が求められる印象です。

実務で触れる機能自体は、意外にもCCNAで勉強する範囲より限定的(現場で使うものに偏る)に感じるかもしれません。しかし、**1つ1つの技術に対する「深掘り」**は、資格試験の比ではありません。

例えば、EtherChannelやVRRP、HSRPといった冗長化技術

これらはネットワークエンジニアで働く上では「できて当たり前」の知識ですが、現場では以下のような深い洞察が求められます。

例:冗長構成の切り替わりに「1分」かかった場合

知識が深いエンジニアは、その1分の「内訳」を推察できます。
「HSRPのハロータイマーとホールドタイマーの仕様上、切り替わりにおよそ10秒

となると、残りの50秒はWAN側や上位回線の経路収束にかかっているのではないか?」

など

このように、「なぜその時間がかかるのか」という理論的な裏付けを持って案件をこなせる能力が「スキルの高いネットワークエンジニア」の姿だと感じています。

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【体験談】社内SEからネットワークエンジニアへ転職して変わった「スキルの手触り」

私は前職で社内SEをしていましたが、転職してからは「技術への向き合い方」が劇的に変わりました。

これは大げさではなく、本当に心からそう感じています。

ベンダーコントロールから「自ら手を動かす」世界へ

社内SE時代、私は
自分には本当の意味で専門性があるのだろうか
という漠然とした不安を抱えていました。

一般ユーザーに比べれば、当然IT知識はあります。

しかしITの専門的な内容に限って言えば、当時はベンダーにお願いする立場(ベンダーコントロール)がメイン。

「自分は所詮、素人レベルに少し毛が生えた程度ではないか」という自己認識がありました。

ネットワークエンジニアに転職した今、振り返ってみても、当時の「自分は専門職ではない」という感覚は正しかったのだと思います。

今の私は、案件に入っている期間であれば、文字通り自分の手で実機に設定を投入しています。

ここ1ヶ月ほどは、幸いにも毎日実機に触れる日々が続いています。

もちろん、案件の状況によっては物理的な機器を触らない時期もあります。

しかし、そうした時期でも技術資料を目に通したり、検証環境を触ったりと、常に「技術」が身近にある環境に身を置いています。

インフラエンジニアは、とにかく「実機に触れてなんぼ」の世界だと実感します。

高価な実機に触れる「環境」が自信を育む

Cisco Catalyst 9200やFortiGateといった企業向けアプライアンスは、個人で揃えるにはあまりに高額です。

型落ちの安い中古品を買うことはできても、最新の現場で動いている機器に触れる機会は仕事の中にしかありません。

こうした高価な機器を扱い、業務を通して学びを深めていける環境は、技術者として大きな安心感に繋がっています。

  • 前職: 社内SEとしての「ソフトスキル(調整・管理)」
  • 現在: ネットワークエンジニアとしての「ハードスキル(実技)」

仮に今の会社が厳しくなったとしても、私にはこの両方のスキルがある。

その事実は、社会人としてこれから先やっていく上で、確かな自信を育んでくれています。

ソフトスキル(調整力)が構築現場でどう活きたか

もちろん、社内SE時代に培ったユーザーや他部署との「調整スキル」も決して無駄にはなりませんでした。

詳細設計フェーズでお客様の要望を正しく汲み取るときや、現場作業で他部署と連携するときなど、円滑なコミュニケーションが求められる場面は多々あります。

むしろ「技術だけ」では乗り切れない場面で、これまでの経験が確実に活きていると感じます。

私は、技術もソフトスキルもまだまだ発展途上です。

しかし、現場で他のベンダー社員と自分を比較したとき、社内SE(発注側)の立場や気持ちがわかるという点は、自分だけの明確な強みになっています。

「お客様が今、何に困っているのか」
「どう説明すれば社内の合意を取りやすいか」を、実体験として理解していること。

それは、今の構築現場でも大きな付加価値になっているはずです。

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ネットワークエンジニアの「やりがい」と「避けて通れない過酷さ」

綺麗事だけではない、この仕事のリアルな感情についても触れておきます。

やりがい:現場作業をやり終えての新幹線での安堵感

ネットワークは「動いて当たり前

止まれば大きな問題になります。その責任感は確かに重いですが、だからこその達成感があります。

私がやりがいを感じる例として挙げるとすれば、

現地作業がすべて無事に終わり、立ち合いが終わった後に遠方の現場から帰路につく瞬間があります。


新幹線の中で一息つきながら、コンビニで買ったご飯を食べる。

あの独特の安堵感は、何物にも代えがたいものがあります。

「無事に終わった」という安心感を感じながらリラックスして帰る、このような瞬間を味わえるのは、ネットワークエンジニアならではの醍醐味です。

深夜作業・休日出勤のリアルな頻度

やはり気になるのは「不規則な勤務」についてですよね。

正直にお伝えすると、ここはプロジェクトや会社によって大きく異なると考えます。

現在の私の状況を例に挙げると、以下の通りです。

  • 深夜作業: 3ヶ月に1回あるかないか
  • 休日出勤: 月に1回あるかないか

転職してまだ経験が浅いということもあり、基本的には日勤メインの生活を送れています。

ただ、同年代でも「夜間作業が頻繁にある」というエンジニアもいます。

現場作業がある会社に身を置く以上、ここは「案件によりけり」というのが現実的なところです。

向いている人の特徴:実機愛×コミュニケーション

現場を見ていて感じる、ネットワークエンジニアの適性は以下の3点になります。

  • 「黒い画面」への抵抗がない
    GUIよりもCLI(文字入力)での設定が圧倒的に多い世界です。
    コマンドを打ち込むことに楽しさを感じられるなら、素質は十分にあります。
  • 相手に合わせたコミュニケーションができる
    「黙々と作業」というイメージを持たれがちですが、実態はチームやお客様との対話の連続です。
    特に年齢や立場が異なる方とも円滑に話せる能力は、技術と同じくらい重要です。
  • 「些細な違和感」をスルーしない
    機器の挙動に対して「何かおかしい」と感じたとき、徹底的に確かめるマインドが必要です。
    実は、私はこの「細かさ」がまだ足りず、社内での連携で苦労することもあります。だからこそ、これから目指す方にはこの姿勢を大切にしてほしいと感じます。

CCNA取得は「スタートライン」に過ぎない

厳しい現実ですが、CCNAを取ったからといってすぐに設計・構築を任せてもらえるわけではありません。

現場で求められるのは、どこまでいっても「実務経験」です。

また、CCNAは受験料が約5万円(※2024年時点)と非常に高額です。

個人的には、「資格取得支援制度」がある会社へまず転職し、会社の経費で取得するのが一番賢い選択だと思います。

未経験から多大な学習コストと自腹の受験料を投じて「上流求人」を狙うのは、正直ハードルが高すぎます。

まずは「実務経験」を積める環境に飛び込み、働きながら上を目指すのが、最も確実で実直なルートです。

「保守」で終わらず「構築」へ行ける求人の見極め方

求人票だけで「構築に携われるか」を見極めるのは至難の業です。

一番確実なのは、面接で「どのようなステップアップのルートがあるか」を直接聞くこと。

私は転職活動の際、レバテックキャリアなどのエージェントを利用しました。

業界に精通したアドバイザーに、あらかじめ以下の点を確認してもらうことで、入社後のミスマッチを防ぐことができました。

  • 「最初から少しでも構築に携われる、条件の良い求人はあるか?」
  • 「運用・保守から構築へステップアップした具体的な事例はあるか?」

自分一人では見つけるのが難しい「構築からスタートできる好条件の求人」を転職のプロに探してもらってその中で探すのがコツです。

転職活動のメリットは、働きながら進められることです。

新卒とは違い「決まらなければ無職」というリスクはありません。

だからこそ、自分のやりたいこと(構築をやりたい等)を遠慮せずにぶつけてみてください。

まとめ:ネットワークエンジニアとして市場価値を高めるために

資格ももちろん大切です。

もし資格勉強だけで、具体的な転職活動がまだな方は、まずは一歩踏み出し、実務経験を積むことが市場価値を高める最短ルートです。

「運用・保守」の経験であっても、現場を知りながら資格を取得した人は、未経験で資格だけ持っている人よりも圧倒的に高く評価されると考えます。

「現場での経験値」と「自己研鑽できる姿勢」の両方をアピールできるからです。

条件の良い求人や、実機に触れる環境は、いつ募集が出るかわかりません。

まずはエージェントへの無料相談を通じて、自分の市場価値をチェックし、定期的に情報をキャッチアップすることから始めてみてください。

  1. Webで申し込み
  2. IT領域に特化したアドバイザーと無料で相談
    (オンラインも可能)
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※公式サイトより引用

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