5分で読める【fustilコマンド】任意のサイズでファイル作成可能!

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検証でテスト用のファイルが必要なときに以下のような操作をしていませんか?

  • エクセルやテキストファイルに適当な文字を入力して調整
  • プロパティを開いてファイルサイズを確認

上記のやり方では何回もファイルとプロパティを行き来する必要があり、非常に面倒です。

今回はwindows環境のみのご紹介になりますが、

「fsutil」コマンドを活用した検証用のファイル作成方法をご紹介したいと思います。

fsutilコマンドとは?

今回は、「指定したサイズのファイルを作成する機能」を中心に

初心者向けにfsutilコマンド全体の概要と便利な使い方を紹介します。

fsutil(File System Utility)は、Windowsに標準搭載されているファイルシステム管理用のコマンドラインツールです。

主な特徴は以下の通りです。

  • ディスクやファイルの状態確認
  • クォータ設定やボリューム操作
  • ハードリンク作成
  • ファイルの詳細操作 など

詳細を知りたい方は、Microsoftの公式ドキュメントをご確認ください。

fsutil
Reference article for the fsutil command, which performs tasks that are related to file allocation table (FAT) and NTFS ...

今回ご紹介するコマンドに関しては、管理者権限なしで実行することが可能です。

もし、管理者権限での実行が求められた場合は、以下記事にコマンドプロンプトを管理者権限で開く方法をまとめておりますので、参考に頂ければと思います。

管理者権限で実行する場合は、検証環境や実行しても問題ない環境で操作することをお勧めします。

指定したサイズのファイルを作成する

指定したサイズのファイルを作成するコマンドは以下の通りになります。

fsutil file createnew [ファイル名] [ファイルサイズ]

コマンドを実行する際の注意点が何点かあります。

  • [ファイル名]と[ファイルサイズ]の間には半角スペースを入れる
  • ファイルサイズの指定は、バイト表記にて10進数 or 「0x」で始まる16進数表記で入力

バイト数のリストは本記事の次の章にまとめましたので参考にしてください。

実際に上記コマンドを入力したコマンドプロンプトの画像は以下の通りになります。黄色で囲った箇所がfsutilコマンドの実行結果になります。

今回は1MBでファイルを作成しました。

上記コマンドを実行するとコマンドプロンプトをカレントディレクトリでファイル作成が行われます。

そのため、desktopなどわかりやすいディレクトリに移動してからfsutilコマンドを実行するとファイルを見つけやすいです。

ちなみに実際に出来上がったファイルは以下の通りです。真っ白なファイルが出来上がります。

実行環境にもよるかと思いますが、一瞬で作成することが可能です。

ファイル > プロパティ から確認しても1MBでファイルが作成されていることを確認できます。

ファイルのプロパティの開き方がわからない方向けに簡単に補足だけしておきます。

プロパティは

対象ファイルを右クリック > プロパティの順でクリックすると確認することができます。

【参考】ファイル作成時のサイズについて

fsutil file createnewコマンドでは、ファイルのサイズ指定時に「バイト」指定のみになり厳密なサイズ指定を行うときに計算が面倒です。

ポイント
  • 1 KB=1 024 B1 MB=1 024² B1 GB=1 024³ B
  • あとは 10・100倍するだけ

そんな方向けに以下にファイルサイズの一覧をまとめた簡易表を載せておきます。

指定サイズバイト数(10進数 表記)
1KB1,024 byte
10 KB10,240 byte
100 KB102,400 byte
1 MB1,048,576 byte
10 MB10,485,760 byte
100 MB104,857,600 byte
1 GB1,073,741,824 byte
10 GB10,737,418,240 byte
100 GB1,073,741,824,000 byte

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fsutilコマンドは検証時に役立つコマンドになりますので、以下記事を参考に検証環境で試してみてください。

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そもそも検証環境の作り方がわからない方向けに、仮想マシンを立ち上げることができるソフト「VirtualBox」のインストール方法をご紹介します。

実行するPCのスペックがある程度必要ですが、簡単にwindowsの検証環境を無料で用意することができる非常に優秀なツールになります。

最後に

今回は、windowsコマンドのfustilコマンドの使い方について一部ご紹介しました。

誤っている情報や誤字などがありましたら、問い合わせからご指摘頂けると嬉しいです。

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